想 山 工 房

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想山工房のブログ

毛筆は書の技術への飽くなき追求から進化を遂げてきた筆です。書家の思いにより、種々の書き味を毛種、長さ、創り込みにより変化させます。穂先の自由度が非常に高く、すばらしい伝統技術です。

毛筆は毛を厳選し長短毛組して筆頭を作り、軸に組み込み作るものですが、竹筆、蔦筆は元々の植物繊維を細かく裂いてしなやかさを出して筆頭を軸一体で作るものです。

何文字か書くと、いったん穂先を整え直さなければ割れたまま戻ってきません。柔らかくも荒くも運筆に特徴を出せます。

また墨含みがよいのもこの筆の特徴です。書道を始められた方がお使い頂くと返しの良い練習になり、毛筆がどれだけ進化し書き易い筆なのかを再発見頂けます。

竹筆、蔦筆の一番の特徴は、「筆そのものの圧倒的な存在感(たかが書く道具されど也)そして、書き手の予測を超えた毛の動きが描く躍動感と気運、これに尽きます。

そして、手油を柄に馴染ませて頂く事により竹筆、蔦筆は完成いたします。一本一本全て異形の筆が作る天然の躍動感、造形美、山地からのエネルギーを是非一度味わってみてください。

つた筆の書き味

つた筆の書き味

竹筆の書き味

竹筆の書き味

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